エルトンジョンというミュージシャンに出会ったきっかけの曲。
「SING」というアニメ映画で凄く心に残ったので検索して聞いて、一気に虜になった。
そしてしばらくしてエルトンジョンの半生が描かれた映画が上映されると聞き観に行くか悩み、そのままでいた。
最近何だかんだで映画を観ていなかったので何か観ようとAmazonプライムを開くとたまたまその映画「ロケットマン」が観れるという事で運命を感じ、早速見ることに。
最初にエルトンジョンを知っている方なら解るのですが、エルトンは同性愛者なので同性同士の絡みなどが入っていますので苦手な方は注意。
自分はI’m still standingが好きなので他の曲はあまり聞いていない程度のにわかファンですが、スターの苦悩などが描かれていてエルトンジョンという人物がどういった者なのかを知れてすごく楽しめました。
あとエルトンジョンを演じるタロン・エガートンは「キングスマン」シリーズで主人公である「エグジー」役をやっており知っている俳優だったことも興味が出た要因です。
始まりは派手な衣装を身に纏い、どこかへ向かうエルトン。
なにやら謎の集会に参加し座ると、おもむろに自分が語りを始めた。
どうやら過去を話すことによって自分の悩みや苦しみを探すあるいは癒すセラピー的な集まりっぽかった。
日本ではあまりなじみが無いと思うので、物語の導入としては少し疑問に思う人がいるかもしれない。ただ、そこから幼少期の話へ繋がるので違和感は少ないまま話は進む。
幼少期にピアノに触れ音楽を知り、そのままピアノを続け、バンドを始める。
その時その時に色々な心情が見え隠れしながら暗く退屈にならないようにミュージカル調で歌うシーンが合間合間に挟まれます。
ミュージカル的な演出は結構好きなのですが、苦手な方もいるみたいですね。話に集中できなくなるからかな?
バックバンドなどをやりながら自分を売り込むようになり、音楽会社に行き、そこで運命的な出会いをします。
作詞を担当しているバーニー・トーピンです。
自分は作詞が別の人が手掛けているとは知らなかったのでビックリしました。
おそらくエルトンジョンのファンならわかるであろう細かいネタがこの映画にはいくつもあるのでしょう。そういったものを見つけるのもこの映画を楽しめる方法かもしれません。
そこから一気にスターへの階段を駆け上がります。
環境や人間関係もがらりと変わりすべてを手に入れることが出来そうに見えたのですが、本当に欲しかったものは手に入っていないように見えました。
やっぱり幼いころに欲したものというのはずっと追い続けてしまうんだなあ。と
それが手に入らなくても何かで満たそうとしても満たされることはなかなか難しい事だと思いました。
成功とは裏腹にスターである故の悩み、葛藤、不安、様々な感情が心の中で渦巻きそれをかき消すように酒やクスリなどに没頭していきます。
生み出すものの苦しさ。これが本当に正しいのかという不安。
スターでも自分と同じように苦しんだり悩んだりするんだよな。と共感する部分もありました。
次第にクスリにハマっていき体調にも異常をきたし、倒れてしまったりと精神と身体が不安定な状態になっていきます。
更にパートナーや様々な人間関係で衝突し始め、より一層孤独を感じるようになってしまいます。
そして全てに限界を感じたのかステージの準備の途中、衣装を着たままタクシーへ乗り込みどこかへ行ってしまいます。
ここで好きな曲であるI’m still standingを歌いながら歩いていきながら最後のクライマックスへと向かっていきます。
ウィキを見たところ、おそらく1990年代あたりまでの半生を描いた映画だと思われます。
ファンにとっては重要なシーンが再現されていないとかありそうだけど、自分は主人公の心情を中心に丁寧な表現がされていたので思った以上に面白い映画でした。
この映画をみてエルトンジョンを更に好きになれたので、有名な曲だけでも聞いておこうかと思います。
Amazonプライム会員になれば無料で観る事が出来ますので是非気になった方は見てみて下さい。
あともしAmazonプライムで観れる映画の中でオススメがあるよって方。是非教えてください。
暇があれば今回みたいに感想を書くかもしれません。
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