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見えない何かが「来る」

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少し前に話題に上がっていてホラー好きの自分としては見ておきたいと思い、Amazonプライムで観れることもあり観る事にした。

感想としては

なんだこれ!???おもしろっ!!

何が面白いのか説明してくれと言われれば説明できない。

とにかく観てみてくれとしか言いようがない。

と、ここで終わってしまったら感想を書いている意味が無いので自分なりに考えてかみ砕いた感想をつらつらと書いていきます。

最初にまず儀式の準備をしている人が何やらおびえてるシーンから始まります。

おっ、これはホラーっぽいぞ。とワクワクしてると幸せそうなシーンへと切り替わります。

なるほど。まずは幸せなシーンを見せておいて後で落とすパターンか。

幸せな結婚。妊娠。出産と何も起こらないシーンが続きます。

合間におそらく今回の根源である何かが係わっているであろう回想がちょくちょく入ってきますが、なんというかありふれた家族の話が続きます。

あれ?なんか長くない?ホラーっぽさが全然ないんだけど???

なんというか少し不穏な空気を醸し出したりしても淡々と日常が流れていくばかり。

来る来る詐欺か?

まさか怖いのは人間でした。っていうオチで閉めようとしてるんじゃないかと一瞬思いました。

そこから徐々に異変が続いていくのです。

しかし原因もその異変の正体も何もわからず徐々に牙を向けてくる何か。観ている側も何が何だかわからないので徐々に恐怖を感じ始めます。

そして藁をもすがる気持ちで胡散臭い記者を通じて霊能力者?と出会います。

しかし特に解決策が見つかったわけでもなく再び何かに襲われます。

そこで出てくる霊能力者の姉。

電話越しに対処法を教えてくれるだけの少し胡散臭い人物。

これを何故受け入れたのかが少し疑問でした。よっぽど追い詰められていたのでしょう。

何度か怖い現象がおこったり、代わりの霊能力者を紹介してくれるもあっさりやられて、再び電話がかかってきたりします。

そしてようやく解決への道を助言してくれます。

言われるままに対処法を準備する所でようやく最初のシーンと繋がります。

ここで何とか対処するのかと思いきや相手にしてやられてあっさり死亡。

回想というか夢のシーンではターゲットはこの人っぽかったのでこれで終わるかと思いきや、月日が流れて妻へとシーンが切り替わります。

なるほど。これは日本でよくあるまだ終わってない感じかな?今度は妻がターゲットにされるのか。と観ていると何やら様子がおかしい。

本来であれば今度は妻が襲われ始めて慌てふためき再び霊能力者のお世話になるのかなと思っていると、妻視点からの話が始まりなにやら雲行きが怪しくなってゆく・・・

どうやらこの映画はシンプルに霊的な何かが悪さしてるだけの話ではないようだ。

結構キャラ一人ひとりの事情や感情が絡んでいて何が原因なのかがわかりにくくなっていてそこがまた面白いと思う人がいればややこしいと思ってつまらないと思う人もいそう。

そうした少し複雑なものが絡みながら進んでいき、ついに「来る」ものを倒す段階に入ってからが自分的には一番面白かった。

霊能力者の姉を筆頭に日本中(おそらく外国からも)の霊媒師などの人たちが集まってくるのだ。

ここからスケールが大きくなっていき大々的に倒す準備をしていく。

スーツ姿で新幹線に乗ってやってきたり、観光客のようなテンションで談笑しながら向かったりとエモい描写が続く。女子高生がいつも通り駄弁りながら巫女へ変わっていくのもなんか良かった。

個人的にはカプセルホテルで烏帽子などの正装へと着替えるシーンなんてたまらなくエモい。

なんといっても初めにやられたと思っていた霊能力者の姉の代わりの霊能力者が再びやってくるのがカッコいい。

そして倒すために行動を起こす。

ここは多くの味方がやられていって相手の強さが描写されているがよくわからない攻撃ばかりで少し解りにくい。

対処の仕方も曖昧で祈祷?などが続くが各々の役割が解らないので効果があるのかもいまいちだし、なによりいきなり場面が切り替わったりしてますますわかりにくくなってる。

しかし自分的にはなんか解らないけどかっこいいから良し!で結論付けてる。

オチも少しこれでいいのかって感じではある。

霊能力者の姉は何だかんだ忙しいを言いつつ来てくれるのでなんでかなーと思ったら、妹が係わる事に関しては首を突っ込んでいたのでおそらく妹が大切なんだろうなーと思った。

そして一番賛否が分かれる事、それは

来るといわれていたものが何だったのか。そして何者だったのかが全然解明されずに終わる事。

そして最後の選択はあれで正しかったのか、その先どうなるかの描写が全くない事だ。

エンドロールを見て原作があるのを知ったのでそこは原作を観ればおそらくわかるのだろう。

それでも話題を集めた要因はキャストにある。

何というかまさにハマリ役、イメージ通りと思える配役が凄く多い。

霊能力者の一人の役で謎の凄みを出していた柴田理恵。

一番強いであろう霊能力者の姉である松たか子。

子煩悩に見えるが実は中身のない父親の妻夫木聡や夫の子育てによる理想の押し付けなどで狂っていく母親の黒木華。

他にもピッタリな役どころを演じている俳優さんが多い。

目次

まとめると

オチや答えをしっかりと知りたい人や日本の陰鬱とした雰囲気のホラーを体験したい人はあまり面白いと思わないかもしれません。

多少の疑問などを気にせず勢いで観れる人は凄く楽しめる作品となっております。

序盤つまらないと思っても最後まで観ると面白いと思えることがあるので是非きっちり見てみて下さい。

Amazonプライムビデオに登録すれば観ることが出来ます。無料体験を試していない方は是非1ヶ月無料体験で観てみてはいかがでしょうか。

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