漫画を描くうえで色々と勉強する方法がありますが、今回は映画を観る勉強方法を紹介します。
まずは映画を選ぶ方法ですがいくつかあります。
- おもしろい・オススメの映画と検索してその中から観る。
- 物語や演出、評価の高い映画から選んで観る。
- 自分の好きなジャンルから探して観る。
他にも色々とありますが、まずは自分が興味のあるものから観ないと集中力が途切れてちゃんと勉強できないのでこれだ!と思うものから観ましょう。
それを10本ほど続けてみると自分の好きな系統のジャンルや共通項が発見できるかもしれません。
そして慣れてきたらあまり好みじゃないジャンルの映画も観てみましょう。
おすすめされるには必ず理由がありますのできっと新しい発見があると思います。
ただ嫌いなジャンルだった場合は見ない方がいいと思います。
嫌いだという事はそこから何か得ようとするのにかなりのエネルギーを使ってしまい、疲れるからです。
その映画が特別な演出やカット、キャラクターがある場合以外他でも似たようなものを学ぶことが出来るので好きなもので学んだ方が良いです。
映画で学ぶ上で自分が心掛けている事があります。
まず、メモを取る事です。
映画館で観た場合は終わった後に感じた事や良かったシーンをメモします。
映画館で観る利点はやはり迫力や音を肌で感じることが出来る事です。
なのでより感じたことをメモする事が出来ます。
家で観る場合は観ながらメモを取るといいでしょう。
場合によっては一時停止して書くという事などできるのが家で観る利点ですね。
こちらはよく観たうえで細かく分析ができるため物語を深く知ることが出来ます。
次に大まかでいいので起承転結がどのように分かれているのかを分析します。
どの部分にどれだけの時間をかけているか、何を見せたいかが判るようになります。
特に冒頭で世界観と主人公のキャラ、早いとテーマについて等が面白い映画ならば短い時間でまとまって説明されていますので凄く勉強になります。
そして一番大切なことが「好き」を見つける事です。
好きなキャラクター、好きなシーン、好きな演出、好きなカメラアングル・・・これらを見つける事が凄く大切です。
漫画はキャラクター・物語・演出など総合的に表現するものです。
多少他の部分もちゃんと面白くないといけないですが、どれかが飛びぬけて良く出来ているのが面白い漫画だったりします。
こだわりや作り込みが凄いものがおのずと良い作品の要素となります。
こだわりや作り込みが凄いものを作るにはどうすればいいか?
それは好きなものを徹底的に磨いて表現する事です。
好きこそものの上手なれという言葉があるように、好きなものを表現する事で一気に上達しますしこだわりがその漫画の面白いポイントになったりします。
そうして伸ばした「好き」をベースに最低限漫画として成り立つように他を習得していけばきっと面白い漫画が出来上がるでしょう。
自分でも何が好きなのかは意外と解らなかったりします。なので映画や様々な方法で「好き」の傾向を知る事で自分が好きな部分やこだわりなどを見つけ、それを活かす物語や演出を学ぶことが重要です。
あと人にもよりますが、自分はよほど好きな映画でない限りは1度しか見ません。そして基本的には映画館で観れるものは観て、メモは観終わった後に書くようにしています。
なぜなら初めて観る感動や感じたことがとても大切だと思うからです。
メモも終わってからも覚えているという事は凄く印象に残るよう考えられた部分であったり、自分が強く興味がある部分だったりするのでより自分の「好き」を抽出することが出来るからです。
好きがこだわりとなり、映画を観る事で経験値を得ることが出来それが漫画に活きる事となります。
慣れてきたら少し食わず嫌いしているジャンルの映画を観てみましょう。意外な発見ができる場合があります。
あとはB級映画を観るのもオススメです。
基本的にくだらないものが多いですがそれが逆に面白かったり、こういう風にするとダメなんだなと駄目な例を知る事も大切だったりします。
映画から学べることはたくさんあるので是非皆さんも映画を観ましょう。
ただし映画を観る事が合わない人も居るかもしれません。その場合は無理せず他の方法で学んでください。
漫画そのものからも学べるものは多いですし、小説などでも学べます。
自分のやり方に合ったものを見つけましょう。
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