新年を迎えて、そろそろ進路を決めないといけない時が来ますね。
漫画家やイラストレーターを目指す人はどういった進路を進めばいいか自分の経験をもとにおすすめ度別に紹介していきます。
結論から言っちゃうと、休みが多くて創作活動の時間が取れるような会社に勤めながら、作品を作っていく事がおすすめです。
詳しくは後で説明しますので、他の選択肢も見てみて進路をどうするかの参考にしてみて下さい。
就職活動をし、会社に勤めながら作品を作っていく
一番のおすすめではありますが、通っている高校による場合があります。
商業や工業系などの学校であれば、高校を卒業し就職する人が多く、また就職先や就職用の対策を学校で行っている事が多いため就職に有利だったりします。
進学校の場合は、進学を目的としたカリキュラムになっている事が多いので就職よりか大学などに進学する方が良かったりします。
就職する最大のメリットはお金に余裕が出来る事です。
お金があればパソコンなどの機材を買う事が出来ますし、旅行や趣味にお金をつぎ込むことが出来ます。
趣味は創作活動のネタになったりと無駄にはならないので、なにか見つけておくのをおすすめします。
もちろん、絵を描くことを一旦趣味にするのもアリです。
また、就職先によりますが普通の会社に勤められたのならば、休みの日にコツコツ創作活動をする事が可能だと思います。
短期的に集中して描く人やコツコツ作る事が得意な方にはオススメです。
デメリットとしては忙しい会社やブラック企業に入ってしまった場合、絵を描く時間や気力を無くしてしまうので転職活動から始める必要がある点です。
理想は会社に勤めながら資格をとったりしてスキルアップをしながら、給料や待遇のいい会社へ転職していき余った時間で創作活動をする事ですね。
あとは、毎日寝る間を惜しんで創作活動をしたい!とか気づいたら朝まで描いていた…というような人はあまり向いてません。
大学へ進学し、勉学と並行して作品を作っていく
美術系に進むのかそうでないかでオススメ度が変わってきます。
美術系に進む場合、授業などがそのまま制作活動の時間として使える場合があります。
さらに、授業が技術や理論などを勉強して今後の制作活動に活かす事が出来る利点などがあります。
同じクリエイター業を目指している人と知り合えるのも大きなアドバンテージです。
先生や同級生から仕事の依頼が舞い込んだりするので、コネを作るのには適しています。
ただ、就職率が低い事とクリエイター系の就職先は限られているので、それなりに就活を頑張る必要があります。
目指しているクリエイター系の会社があるのなら「美大」という肩書は大きなアドバンテージとなるのでオススメです。
美術系以外の大学に進む場合は主に2つの利点があります。
まずは、美術以外の知識が創作物に活かせる点。
漫画を描くうえでネタとして使えたり、その分野の解説漫画などを描けるメリットがあります。
次は、就職を見据えた大学へ進学する点。
やはり大卒の方が給料が高くなる場合もありますし、教員免許や様々な資格を取る機会を得る事が出来ますので就職を考えている方がこちらを選ぶのが良いでしょう。
そして、大学進学への一番のメリットは創作活動の時間が取れる事。
夏休みはともかく、春休みも2か月ある大学もありますので、創作活動の時間がかなり取れます。
休みの期間だけ創作活動に打ち込むという事をしてもかなり時間が作れますし、疑似的にクリエイターと同じような生活をして自分に合っているのか等を確かめる時間があるのが魅力です。
デメリットとしては、奨学金などを借りて大学に通った場合に卒業後の返済が待っている事。
美術系の大学は学費が高額ですし、そうでなくても4年も通っているとそれなりの金額になっています。
返済を含めた金額をクリエイター業で稼ぐのはかなりしんどいので、そういった意味でも就職して会社に勤めながら創作活動をすることを薦めています。
短大や専門学校に進学し、勉学と並行して作品を作っていく
こちらも大学進学と同様、美術系に進むのかそうでないかでオススメ度が変わってきます。
ただ、メリットなどは大学を通うのと大体一緒です。
美術系なら同じクリエイター業を目指している人と仲良くなったり切磋琢磨できたり、大学に比べると少ないですがゲーム会社やアニメ会社などのクリエイター系の求人があったりします。
美術系以外なら短大や専門学校は看護学校など特定の職業に特化した学校に行く事になるので、就職しやすいメリットがあります。
ただ、大学と違って選べる幅が狭くなるので合わなかった場合はお金と時間を無駄にする可能性があります。
短大や専門学校のデメリットは2~3年という通う年数の短さ。
ようやく学校に慣れたころに就職を見据えた活動をしていかないといけないため、なかなか就職活動が大変です。
特に、美術系の短大や専門学校に行った人は周りが就職しないことが多いため、自発的に就職活動をするのには気力が必要となります。
同様に出版社に持ち込みをしたり、賞やコンペに応募する人も少ないため、周りに合わせていると何も作品を作らないまま卒業を迎えてしまいます。
夏休みや春休みは大学同様2か月ほどあるので、そこで応募作品や就職活動や企業向けのポートフォリオなどを作るように意識しましょう。
アルバイトをしながら作品を作っていく
いわゆる「フリーター」をして生活費を稼ぎながら、作品を作る道を行く場合。
最大のメリットは自由に創作活動が出来る事。
創作活動を中心に生活スタイルを決めれるため、自分の好きなようにスケジュールを決める事が出来ます。
また、時給のいいバイトを短期間して当面の生活費を稼いで無くなるまで創作活動に集中…などを出来るのも魅力です。
デメリットとしては、潰しが効かない、自制心が無いと時間だけが無くなる事。
自由という事は、何もかもを自分で決める必要がある事。そしてその意思がないとただ時間が過ぎるという事。
明確な目標と期限を決めてそこに向かって作品を作っていけない人は向いてません。
なので、25歳までにデビューや稼げなかったら就職するなどの期限を設けるようにしましょう。
といっても就職難なこの時代にフリーターから就職するのは難しい事も考えておく必要があります。
番外編 親に援助してもらい、期間を決めて制作活動に集中する
これは完全に家庭環境によりますね。
そして、一日中絵を描き続ける事が出来る人。または、コツコツ計画的に作品を作れる人限定となります。
背水の陣で死ぬ気でやれる人であれば何かしらの結果を生むことが出来るかもしれません。
最後に
今回は企業に勤めないフリーランスの人向けに色々進路先を書いてみました。
企業を目指している人も大体同じような道を辿るはずなので、参考にしてみて下さい。
最後に一番大切な事を。
一ヶ月間でも一年間でもいいので、漫画なら一本。イラストならポートフォリオとして使える枚数を描くことが出来ない人はクリエイター業に向いてないので、一旦就職して絵を描くことを趣味にして徐々にやっていきましょう。
お金の余裕は心の余裕を生みます。
後悔の無いように考えたうえで進路を決めてください。
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